ITプロジェクトは、当初予定の納期、コスト、品質といった面から見て満足できていれば成功(狭義)と言えます。しかし、実際は失敗してしまうことが多いのが現状です。そして、ITプロジェクトのQCTが守られても、成果物としての情報システムが経営に貢献できていなければ、それも「広義の失敗」と言えるでしょう。

ITプロジェクトの失敗率はとても高い

今ではITプロジェクトは失敗することが当たり前と言われるほど、失敗の確率が高くなっています。今までに、様々な立場の人たちが高い失敗率の要因や改善方法について議論や提言を行ってきましたが、未だに業界全体として大きく改善する見込みは立っていません。

失敗理由は企業によって異なりますが、その大半は「情報システムへの要求」に起因しています。また、広義の失敗では、「64%のITシステム機能が、全く、あるいは、ほとんど利用されていない」ということがあります。

⇒ブログ:IT要求定義における本質的な問題点は何か

プロジェクト失敗の大きな原因はコミュニケーション不足

「要求の増大」という失敗の大きな原因は、コミュニケーション不足です。プロジェクトの成功には、「ユーザーと開発メンバー間のコミュニケーション」「開発メンバー同士のコミュニケーション」「自社メンバーと協力会社間のコミュニケーション」が十分とれている必要があります。

例えば、要求定義をユーザーからのヒアリングというコミュニケーションに頼ってしまうと、「その要求は言われなかった」、そして、「プロなんだから言われなくても気づくのが当然でしょ」という水かけ論に陥ってしまいます。当然として、不信感が募ってしまい、プロジェクトはスムーズに進まなくなってしまい、失敗へとつながってしまうのです。

しかし、ユーザーと密にコミュニケーションをとることができればお互いに信頼関係が生まれ、ユーザーのより深いインサイトに気づくことができ、プロジェクトをより良いものにすることができます。プロジェクトの成功において信頼関係が基本となるため、コミュニケーションは必要不可欠なのです。

プロジェクト成功の鍵となるビジネスアナリスト

プロジェクト成功の鍵として注目されているのが、ビジネスアナリストです。ビジネスアナリストは、プロジェクトの中で様々なビジネスプロセス、ビジネスルール、情報システムへの要求を引き出し、分析し、コミュニケーションをとり、妥当性を確認するためにステークホルダー間をつなぐ役割を果たしています。

プロジェクト成功にはビジネスアナリストが欠かせない存在であり、そのコミュニケーションは、「要求をヒアリングする」ではなく、「質問等によって要求を引き出す」ことなのです。

⇒ブログ:ビジネスプロセスからITへの要求を引き出す、IT要求開発をする

当社では、情報システムの導入や人材育成、企業連携プロジェクトのコンサルティングやマーケティングなど、コンサルタント経験がなくてもビジネスアナリシスをできるようにしたビジネスアナリシス方法論GUTSY-4を開発いたしました。

GUTSY-4によるビジネスアナリシスは、新たな情報システムの導入の効果として、非定型業務をも対象とすることで、今までの効率化だけではなく、営業支援売上増加も狙うことができます。そして、入社3、4年でも、ビジネスアナリシスやIT要求開発が可能です。⇒事例B③事例C

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