ビジネスコンサルティングにもいくつかの種類があり、よく耳にするのが会社の方向性を変えるような華々しい指導型のコンサルティングです。一方、指導型とは全く方法が異なるのがファシリテーション型コンサルティングです。

指導型とは

コンサルティングにどのようなイメージをお持ちでしょうか。経験豊富なコンサルタントが、問題点を指摘しマーケティング方法やプロセス見える化プロセス改革などを指導していく、という方法を想像する方も多いかと思います。

このようなコンサルティングの方法は「指導型コンサルティング」といい、今までの企業の成功や失敗から最善の策を導き出します。コンサルタントには冷静に状況を分析する能力が問われ、さらに問題を発見・解決に導く能力も必要となります。

指導型コンサルティングでは、製造の特定の現場のような比較的限定された範囲では成功しますが、企業改革や新規事業のような広範な範囲の場合にはほとんど成功していません。企業はコンサルタントが考えるようなTo-Be理想論には一挙に変われないからです。

DeNAの創業者の南場智子氏が顧客にWebビジネスを熱心に提案していたら、相手の顧客から「そんなに成算あるのならば、あなた自身がやれば」と言われて、創業に至ったという話があります。

ファシリテーション型とは

ファシリテーションとは会議などで進行をスムーズにし、流れを良くするような技術のことをいいます。そのファシリテーションを用いたコンサルティングでは、目標までの経緯を大事にしながら確実に実現できるようにしていく方法です。

従来の指導型コンサルティングとは異なり、経営者・管理者とコンサルタントが何度も話し合いを行うことで共に問題解決を探していきます。ビジネスやプロセスをどのような方向性で運営をしていくのか、ミーティングに参加した全員で意思決定をしていきます。

指導型ではコンサルティング報告書が店晒しになることが少なからずあります。一方、ファシリテーション型では、プロジェクトに参加した顧客のメンバは確実に成長して行きます。そして、自分達で検討し決定した案は確実に実行されるのです。したがって、SE出身の私自身は、顧客との面談時間のほとんどが質問やファシリテーションです。

⇒ブログ:GUTSY-4によるビジネスアナリシスの中心はファシリテーション

指導型では、最良の指導ができる自分の技術力や豊富な経験が必要になり、ファシリテーション型では話し合いの流れを早くすすめ、質問によって多くを相手から引き出す力が必要です。方法論GUTSY-4には、多くの質問のためのコンテンツを用意してあります。

⇒ブログ:質問はなぜ有効なのか、なぜ質問されると頭が活性化するのか

社内コンサルタントとしては、たとえば生産技術は指導型コンサルティングですが、多くはBPMなどファシリテーション型の方がうまく行きます。なぜならば、ファシリテーション型コンサルティングでは現場との軋轢を生みません。主役は現場だからです。

コンサルタントには多くの能力が必要であり、その役割を身につけるには多くの時間がかかってしまいます。当社では、GUTSY-4を用いて、短期間でビジネスアナリストの育成の支援を行っております。コンサルティングの経験がなくとも、若手SEでも可能になります。⇒ブログ:事例B③

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