今回、会計パッケージの開発元企業から、会計の業務参照モデルの開発を受託し、日本だけでなく海外動向を踏まえた成果物を納入しました。

  GUTSY-4が内蔵する業務参照モデルは、マーケティング、人的販売、商品企画・開発、設計・開発、サプライチェーンの計画・調達・製造・出荷、そして顧客サービスというバリューチェーンのほとんどをカバーしています。しかしながら、会計は財務と同様にプロセス名しか業務機能体系表の中に存在していませんでした。

1.開発した成果物

  業務参照モデルは、バリューチェーン全体なので、レベル1~4までです。しかしながら、会計基準が存在するために、レベル3プロセスが約10個、レベル4が約40個、レベル5が約200個、レベル6が1,000個近くなりました。レベル5-6の詳細は少々シンドかった。合せて海外動向を調査する必要があったため、見積の2倍位の工数がかかりましたが、これは自分の勉強のため。

  成果物は、レベル3-4プロセスではプロセスフロー、プロセス詳細記述書、業務ルール説明書など、そして、レベル5-6ではプロセス機能概要だけを開発しました。10冊以上の書籍、ネットからの大量の情報を基にしたものですが、出来は「60点」位です。最後に、実際の業務との検証を行いましたが、大幅な修正はありませんでした。

  バリューチェーンに関する業務参照モデルもやはり当初は60点くらいでしたが、複数プロジェクトでの適用や有識者へのインタビューでバージョンUPし続けて、70-80点位に向上できた経緯があります。その意味で、今回の開発はドラフト版です。

2.バリューチェーンを包含した経営管理

  今回はこれと合せて、バリューチェーン上のビジネスプロセスからの会計仕訳について、3-6カ月先の近未来の業績予想のためのデータ取得ができるように大幅に見直しました。様々な業務やビジネスプロセスからの過去や近未来の仕訳のため、成果物としての会計仕訳の資料はたった数ページですが、1週間以上の工数を費やしてしまいました。

  バリューチェーンからのパフォーマンスデータ取得と合わせて、過去だけでなく近未来の経営管理が可能になります。私が企業の経営企画部に在籍していた時は、過ぎてしまった過去の数字は変えられないため、常に近未来の業績予想ばかり見て、どんな対策を打つべきかを年中、考えていました。

 こうした事情から、5-6月はHPやブログ更新が遅れたことをお詫びします。