日経BP社のコンテンツから「内製力」強化で置き去りにされた業務をシステム化 が送られてきました。

  しかし、この対象業務を管理業務と記述してあるので、私には合点が行きません。私が最近コンサルでメインにしている研究開発業務や人的販売業務(sales)はSoE対象であり、管理業務、たとえば経理や販売業務(selling)のようなSoR業務ではありません。

  SoEは攻めのIT活用であり、そのためには、個人別バラバラのビジネスプロセスを組織で標準化し統一しなければなりません。これが、さまざな抵抗が生じて大苦労です。

  そして、標準化しただけでは、研究開発業務はそれ以前よりもパフォーマンスが落ちてしまうでしょう。標準化の次にすべきは、優れた個人のやり方からプラクティスを抽出して、組織で統一して共有することです。

  このプラクティスのためのITソリューションには、ベテラン暗黙知の形式知化、AI、データ分析などがあります。

  最初は、優先順位の高い第一次のプラクティス開発からですが、従来のように「社内でITシステム仕様書を書いて、開発は外部ITベンダーに依頼」とはなりません。プラクティスやそれによる仕様自体が試行錯誤となるので、トライ&修正は毎日続きます。従って、外部ITベンダーにITシステム開発を依存できません。

  そして、第一次が終わっても、第二次や三次とプラクティスやそれを支えるITシステム開発は永遠に続きます。

  従って、SoE向けのITシステムは内製せざるを得ません。米国での内製化は、管理業務のようなSoR領域ではなく、IT投資が3-4年前からSoRを上回っているSoE領域なのです。米国では、付加価値を生み出さないSoR領域はパッケージ導入で十分となっています。もし、追加機能が欲しければ、Web連携で外側に開発すればいいし。

  私自身のプロジェクトマネジャーとしての経験では、業務改革を経たのでSAPを格安で導入できました。

  詳細⇒IT利活用はSoRからSoE領域へとシフト