ここで、弊社の2019年度ビジネスアナリシス活動を総括してみましょう。

1.ビジネスアナリシス方法論GUTSY-4の開発・保守

  5番目のフェーズⅤ「業務システムの運用・活用」を新規開発しました。といっても、開発をし忘れていたに近い。

  ここのWBSとしては、業務システムの初期運用と通常運用、業務システムの運用支援、業務システムの保守、業務パフォーマンスの分析・評価等。これに必要な説明・技法・ツールなど約50個を新規開発しました。

  既に開発済の技法・ツールや説明・事例としては、各59個と172個、合わせて231個を保守メンテしました。

  年末・年始には、SoE業務へのプラクティスの説明や開発方法のコンテンツを追加開発しました。これで、また保守メンテの範囲が広がってしまいました。

2、業務参照モデルの開発・保守

  研究・新製品戦略策定、技術研究、市場テストに関する標準プロセスとして、レベル4では13個、20個、16個、合計49個、またこの上位のレベル3、レベル2の詳細記述書を新規開発しました。

  既に開発済のプロセスでは、レベル4ではマーケティングが24個、人的販売が45個、商品開発が102個、設計・開発が134個、顧客サービスが4個、サプライチェーンの計画が25個、調達が24個、製造が20個、受注・出荷が35個、Enableプロセスを含めて総合計413個を保守メンテしました。

   以上のビジネスアナリシス方法論GUTSY-4、および業務参照モデルの開発・保守に対して、私の総時間の70%を費やしています。昨年度から、両者に対しての保守料を設定しました。これらは、商品というよりも、私のライフワークそのものです。

  今年度の方法論バックログとしては、ミッションやビジョンからの戦略展開、そしてレベル6以下のIT利活用による深堀・進化の体系化です(一部は開発済み)。そして、業務参照モデルのバックログでは大きなものはなく、強いて言えばプロセスごとの「⑪1.グッドプラクティス例」の充実か。

3.GUTSY-4適用

  住友理工様には、技術研究や新製品開発の業務参照モデルを提供し、ビジネスアナリスト3名の育成を行いました。私が直接に行うのは、研究開発本部のトップへの適時の報告と方向付けだけです。また、同社では研究開発というSoEの開発を研究開発本部自身で行っています。SoEはツール主導ではなく、プロセス標準化が先行し、その結果がツール選択になります。

  住友電工様には、サプライチェーン(調達、製造、受注出荷、返品)の業務参照モデルを提供し、同社ではこれをベースに自社の標準プロセスとしてカスタマイズ中です。グローバル企業は、標準プロセスがなければグローバルガバナンスできない。海外へは以心伝心は通じませんので。

  CC-NET様には、人的販売 (sales) に関して、ベテラン営業のプラクティスを引き出し、後継の営業管理職が持つハイレベル業務課題の解決策の設計を支援しました。今年度はこの両者を実現する標準プロセスを策定する予定。人的販売プロセスは、SoE領域そのものです。自分が出来ていなくSoEツールを販売しているIT企業、これには疑問を抱かざるを得ません。

  JFEシステムズ様には、業務参照モデルを利用して中堅以上SEの業務知識研修を実施しました(3年目)。

  上記以外にもありますが省略。