ビジネスアナリスト研修に関する補足説明のコーナーです。

     教育研修の10日間の様子⇒ 1・2日目3・4日目5・6日目7日目8・9日目10日目

1.受講者から

     受講者から当初の受講目的への達成度や印象へ残ったキーワードについての感想がありました。

(1)受講目的への達成度(一部)

・超上流、超々上流への道筋が見えて、顧客の経営面からの要求を反映することで、新たなビジネスチャンスを獲得できそう。

・要求分析や仮説の立て方を学べたので、顧客の潜在ニーズを掴んでシステム提案でき、受注確度を高められる。

・プロセス参照モデルというフレームワークを利用した業務分析の方法を学べたので、社内で共有したい。

・スタンダードなモデルを利用して、もれやダブリなくプロセス定義する、できることの重要性を学べた。

・プラクティスを利用して、顧客から上手に要求を引き出して、効果の少ないものを削いでいくという、要求定義のスキルを得られた。

(2)受講者が印象に残ったというキーワード(受講者アンケートより一部)

仮説を持たずして顧客にインタビューするのは「時間の無駄」・・・相手の時間も無駄にしてしまう。

業務やプロセスの知識とは、単なる言葉ではなく、インプット・アウトプットや判断基準・ルールを解っていること・・・私の中小企業診断士の勉強からの教訓。

思考を開始する前に「どう考えていくかを考える」、すなわち、先人が開発したどのフレームワークを使用するかを考えること・・・肉体労働は電気や動力を使うのに、頭脳労働は石器時代のまま?

暗黙知を形式知にしたものがプラクティスで、これを利用すれば、業務をよく知らない人でも要求を引き出せる・・・ベストプラクティス(GUTSY-4)は複数のフレームワークの組み合わせ。

2.私自身の目的の達成度

      今回はの10日間という長丁場でした。ビジネスアナリシス方法論GUTSY-4によるビジネスアナリスト育成研修をWebベースにすることに向けた種々の準備、そして資料の改訂を行いました。BA部会長の横塚氏(東京海上日動システムズ顧問)から、大分、はっぱをかけられましたが、大方は達成できました。感謝!!

(1)説明資料へのNote説明の付与

説明資料は、全体で約600枚。このうち、350枚のPowerPointに、Noteとして補足説明を付けました。大変な作業時間を要しましたが、Noteを事前に読んで頂ければ、もっと講義時間が短縮できるようになりました。

(2)演習を宿題にして欲しかったという受講者の声

GUTSY-4が内蔵している各種のプラククティスを利用した演習問題を10問用意しました。「宿題にしてもらってもっとじっくり考えたかった」という声が多くありました。ということは、GUTSY-4プラクティスによる演習はWebベースでも可能なことの確信が得られました。そして、演習問題はまだ改良の余地を感じました。

(3)プラクティスの有効性への検証

プラクティスを使うことで、自分の考えが良くまとまったという多くの声があった。これは私自身だけでなく、他の人にも有効だと言うことが検証できました。特に、ビジネスプロセス定義(10個のプロセス構成要素)から質問を作成してIT要求を引き出す演習では、実際に開発したITシステムについて、その開発に携わっていない他社のメンバによってそれに近い機能要求を短時間で定義できた。これは、定型的プロセスだけでなく、非定型な意思決定系プロセスに対してもその有効性を検証できたことは、大きな収穫でした。

Learmning by Doingがよく言われますが、一般的な知識だとその実践に多くの時間を要してしまいます。プラクティスだとすぐに実践できるだけでなく、実践経験に要する時間も大幅に短縮できるのです。

BABOKのジュニアBAであるCCBA受験資格では、5年間のBA経験が前提となっています。一般的知識BABOKのLearmning by Doingだと、5年間が最低限なのでしょうが、BA育成が急務の日本ではこれでは間に合いません。だから、エンジニアリング的方法論GUTSY-4が必要なのです。

 

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