事例紹介に関するコーナーです。

入社4年目の若手SEをビジネスアナリストに

GUTYS-4では、業務知識が不足でも、ビジネスアナリシス未経験でも可能

会社概況

設立 1983年9月
資本金 5,000万円(東京海上日動火災保険全額出資)
事業内容 東京海上日動火災保険、東京海上日動あんしん生命保険、東京海上日動フィナンシャル生命保険
東京海上グループの情報システムの企画・提案・設計・開発・保守・運用
売上高 17,284(百万円)(2011年3月期)
事業所 東京都多摩市(本社)、新宿、千葉
社員数 1,444名(男性1,010名、女性434名)(2012年4月1日現在)
平均年齢 36才

「働きがいのある会社」ランキング 世界で16位

以上、同社ホームページより

保険代理店業務(損保・生保)のビジネスアナリシス大日程

2011/9-10月 2011/11-2012/3月 2012/4-7月


現状の業務プロセスの調査・記述

対象業務(①以外は非定型)

①見積・契約・請求・精算
②サービス、クレーム処理
③人的販売
④マーケティング
⑤販売計画

経営戦略・課題の抽出新しい業務プロセス

  • 業務ルールの設計

新業務プロセスの具体化、ルール決定、情報標準化(シート)、ITでの仕組み

左記の業務に対して

  • 直接はITを利用しない人間系の改善
  • ITを利用して標準化の定着
  • 基幹系システムで実現するもの


ある程度詳細な(レベル4)

  • 業務プロセスフロー
  • 業務プロセス詳細
  • プロセス課題一覧
  • 用語集

戦略の実現、経営・業務課題の解決を反映した業務プロセスの設計

かなり粗い(レベル2)

粗い(レベル3)

  • 業務プロセスフロー
  • 業務上の改革点

ある程度詳細な(レベル4)

  • 左記の成果物

+業務ルール説明書他

詳細な(レベル5)

新しい業務プロセスの仕組みの構築

  • 顧客情報、顧客プロファイルの情報の定義
  • ニーズ・ウォンツ・要求の情報の定義
  • 顧客サービス要求の情報と記録
  • 以上のIT化

ビジネスアナリシスの結果

  1. 現状プロセス見える化

    2カ月間、ユーザ企業訪問10回、面談約30時間

  2. ビジネスアナリシス

    4カ月間、ユーザ企業訪問14回、面談約45時間

若手SEの感想
  • 事前の勉強会があったが、最初の「見える化」時期が辛かった。やってみて理解できることが多かった。
  • WBSや事例があって先のことを理解できても、初めてのビジネスアナリシスなので不安で一杯だった。
  • ユーザの「反応」が具体的に出てきたのでやれた。
  • 終わって視野が広がった。中小企業、ビジネスとITの関係。

同じSEが情報の標準化の詳細設計、業務ルール設計・定義、IT構築までを担当して完了させた。

「ビジネスアナリシス」GUTSY-4のWBS例

GUTSY-4と業務参照モデルがあれば、知識・経験が少なくても現状プロセスを調査・記述できる

【事前準備】

① 対SE:私が関連する業務用語、そして対応する参照モデルをSEに事前説明して質問

【1回目の調査・記述】 ユーザと面談は、②③で約2時間)

② 対ユーザ:私が参照モデルのプロセスフローと20-30個のプロセス機能概要をユーザに説明、これを私が担当したのはただ単に時間節約するためだけ

参照モデルをスクリーンに映して質問

③ 対ユーザ:各SEが担当部分のプロセスについて、参照モデルに沿って、プロセス機能詳細、インプットやアウトプット、業務ルールなどを質問、SEが質問へのユーザの回答メモを記録。ユーザとのワークショップは、SE達が全て対応。指導役の私は、ほとんど発言せず

④ 対SE:各SEが記録した回答メモからプロセス詳細記述書として整理、私も入って大まかな共同レビューし、次回の質問点を抽出する

⑤ 対SE:各SEが整理・記述したものを私が詳細レビュー、用語訂正や質問追加など

整理した現状プロセスをスクリーンに映して確認

⑥ 対ユーザ:各SEは整理したプロセス詳細記述書に説明し、間違いがないかを確認、同時に疑問点について質問、これを反映して、調査・記述を終了
(私のフォロー質問はほぼ無し)

若手SEがビジネスアナリシスを成功させた!

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東京海上日動システムズ株式会社

横塚裕志社長(当時)

日経BP社

同書の中から

  1. SEの2つの役割。①ビジネスアナリシス、②システムを開発稼働させる                               
  2. ビジネスプロセスの設計は、分析や論理思考などSEが得意。                        
  3. SEは、営業プロセス改革・改善のヒントを提示できる。

システム開発部門(概要設計以降)の入社4年生3人が指名された。 

ビジネスアナリシスの最終結果として

・上記1①は証明された。⇒ブログ:GUTSY-4の中心はファシリテーション

 このファシリテーションは、GUTSY-4に用意された項目についての質問によって行う。

 ⇒ブログ:なぜ質問・インタビューでなければならないか 

       質問はなぜ有効か                                 

・上記2も証明された。⇒ブログ記事:SEはビジネスプロセスモデリグできる! 

 他の事例でも同様⇒ブログ記事:若手SEでも質問によってビジネスアナリシスできる

 

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