第10回目:2015年6月度(約3時間弱)

      5月は、レベル3プロセス分析として、3社の戦略からの業務要求、そして業務課題を反映したレベル2プロセス設計について、レベル3プロセス分析として要素分解しました。今月の6月にはレベル3プロセス設計として、レベル3プロセスに要素分解&マッピングされたレベル3業務課題について、その解決策を検討・設計します。

1.事前準備

      GUTSY-4は、通常、事前準備に時間をかけますが、今回の準備は不要です。

.レベル3プロセス設計(ワークショップ)

①レベル3プロセス分析の振り返り

    3社のユーザ企業とのワークショップは、月に1度だけなので、最初のレベル3プロセス分析を振り返ります。特に、見積・受注、基本・詳細設計、専用品調達、ETO品生産の業務機能単位に、そのレベル3プロセスについて、前月と同様に、実行プロセス機能だけでなく、管理・支援のためのEnableプロセス機能を説明します。コンサルタントは課せられた課題の解決だけではなく、コンサルが去った後でもユーザ自身で問題解決できる力を付けてもらうという使命があります。

②レベル3業務課題の解決策の検討

       レベル3プロセスにマッピングされた業務課題ごとに、ユーザにその解決策をプロセス改革区分の観点から検討してもらいます。プロセス改革区分は、設備・プロダクト、組織、業務ルール、プロセス機能、人の意欲やスキル、情報とITシステムという6つの観点があります。これは、サプライチェーンマネジメントについて、50以上のプロジェクトを分析したところ、成功例ではこの6つの観点からの施策をバランス良く実施していることが分かったからです。そして、IT導入だけのプロジェクトは全て失敗していました。

③コンサルの役割

GUTSY-4ではコンサルは、ユーザ企業の社長や管理者が考えた解決策を記録して、プロジェクターで画面に映して直ぐに確認します。また、検討が詰まったり、特定の観点の検討が抜けるのを防ぐよう、ファシリテーションするだけです。プロセス改革区分の観点が、ユーザの思考をよく促進してくれます。

      今回は、上記2のワークショップは余裕を持って3時間内で完了できました。

3.3社のレベル2プロセス設計、レベル3プロセス設計の結果の一覧

       合計10回のワークショップで、企業連携3社それぞれの戦略、戦略の構造化、業務課題の抽出、レベル2プロセス分析・設計、レベル3プロセス分析・設計が完了しました。これから、レベル2の業務機能単位に、3社の設計内容を横並びに記述して比較できるようにしました。そして、レベル3プロセス単位に、3社のプロセス改革区分別の設計内容を横並びに記述して比較できるようにしました。この比較は、2月と同様に3社の社長同士の絆をさらに強くしてくれるでしょう。

      7月には、これを基に3社のレベル3プロセスの業務連携に関するミッション合意書案を作成して、リスク対応を含めて検討してもらい契約を締結してもらいます。案は、米国CPFRをもとに作成する予定ですが、私も初めての経験です。これには、運用体制も必要ですが、建設JVが参考になりそうです。精神論だけ、あるいは技術論だけの企業連携にはうんざりです。

 

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