第6回目:2015年2月度(約5時間)

      今回は、企業連携プロジェクトへの参加の3つの企業が集まって、第5回までに個別に抽出した業務課題、各社の戦略からの戦略課題を共有・検討しました。

1.3社の業務課題の共有

      同一の業務課題の質問シートを利用して引き出した業務課題について、業務機能と質問項目番号をキーにして、3社を横並びにして、お互いに「見える化」しました。これは、GUTSY-4でも初めての事です。これを3社の社長にそれぞれ説明して頂くことによって、約40個もの3社の業務課題がかなり共通している事が明確になりました。

2.3社の戦略と戦略課題

       SWOT分析で抽出した戦略、およびこれを構造化した戦略課題、これを顧客の視点と内部プロセス・学習と成長の視点に分けて、3社を横並びにして、お互いに「見える化」しました。前者は、新規顧客開拓、既存顧客の深堀など、後者は、ビジネスプロセス確立、保有技術の棚卸し、社員のスキルアップなどの戦略が出てきています。これらは共通的な戦略であり、これに各社固有の戦略もあります。

3.社長同士の協力感の醸成

       当然、3社の社長同志はお互いに認め合う人間関係を持っているので、今回の企業連携プロジェクトがスタートした訳です。しかし、今回、お互いの戦略への考え、抱えている業務課題を公開したことによって、それらがかなり共通であることの認識を新たにしました。それによって、共同でこれに取り組もうという協力関係がより一層、強く醸成されたように、私には見えました。

4.コンサルタントとしての所感

       GUTSY-4の同一の業務参照モデルを利用することで、3社を比較するというベンチマーキングを初めて実施しました。これによって、大企業ならば事業部や部門に対するベンチマーキングも同様に可能だと確信できました。

      連携各社については、今後の経過次第ではあるが、各社個別にビジネスプロセス、業務ルール、ITシステムを設計・構築する必要性がないと思われます。しかしながら、次のレベル2プロセス分析・設計とレベル3プロセス分析・設計が完了してからこれは判断することにします。

      中小企業は、プロセスやルールが確立していないので、ITよりもそちらの方が優先となります。もし、プロセス、ルール、ITがパッケージングされていれば、それで済んでしまうでしょう。国の施策も、設備投資だけでなくこちらに目を向けて欲しいものです。

 

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