JISAにて、「ビジネス戦略を反映したビジネスプロセス構築」が始まりました。これは、ビジネスアナリシスの中下流に位置する研修です。しかし、どんな素晴らしいビジネスモデルをデザインできても、それをビジネスプロセスとして構築できなければ、「絵に描いた餅」になってしまいますので、重要なフェーズです。全10日間(1日、6時間)で、平日が4日、土曜日が6日という日程です。

第3回、第4回の様子を紹介します。 第1回、第2回:4/11(金)、4/12(土)の様子

4月25日(金) ビジネスアナリシス方法論GUTSY-4の概要と効果、事例紹介

       GUTSY-4がプロセス階層レベルを利用して、ビジネスモデル、ビジネスプロセスモデル、IT要求モデル、ITモデル(分析レベル)を階層的に定義することによって、これらの4つのモデルを整合させることの概要、そして、事例を紹介しました。受講者は、30-40歳のベテラン、かつ既成概念に固まっていないフレキシブルな方々なので、すんなり理解できたようでした。

第3回目のシラバス  テキスト以外のコンテンツ

3-1 GUTSY-4の4つのフェーズ

3-2 4つのモデルとサブモデル

3-3 階層的なプロセスモデリング
3-4 GUTSY-4の階層化アプローチ
3-5 ビジネスルールとは
3-6 ルールのタイプ、メタモデル
3-7 GUTSY-4の効果
3-8 GUTSY-4の構造   01_説明書:GUTSY-4 Ver1.2
3-9 事例0 SCM改革等    PDE社ホームページ
3-10 事例A 今野製作所殿  PDE社ホームページ
3-11 事例B 東京海上日動システムズ殿 PDE社ホームページ
3-12 GUTSY-4の特長・補足

4月26日(土) コミュニケーションと論理思考

       ビジネスアナリストに必要なスキルとして、コミュニケーションや論理思考があります。今回は、コミュニケーションの6-7割を占める非言語コミュニケーションを含めて、アクティブリスニングすること、そして、受け取ったメッセージをクリティカルシンキングすることが中心です。GUTYSY-4のWBS構造は、クリティカルシンキングの8つのステップに沿っています。GUTSY-4はプラクティスなので、結果的にそうなっていたのでした。

第4回目のシラバス  

4-1 ビジネスアナリストに必要なコミュニケーション
4-2 コミュニケーション概論
4-3 非言語コミュニケーション
4-4 メッセージ受信(聞く、あいずちを打つ)
4-5 情報処理
4-6 メッセージ送信(プレゼン、書く、話す)
4-7 ファシリテーション
4-8 ビジネスアナリストに必要な論理思考
4-9 論理思考概論
4-10 フレームワークを使った論理思考
4-11 抽象化と構造化
4-12 因果関係
4-13 システム思考

       因果関係は相関係数の値が低いと成立しないのですが、事象のプロセス階層レベルが異なると成立しない可能性が高くなります。たとえば、結果と原因に、県と市を取り上げることになるからです。こうした論理矛盾を平気でやった外資系コンサルティング会社の成果物を第3者評価したことがあります。

       講義中に受講生に質問すると、さすがベテラン揃いで、たとえば、ユーザに面談して課題や詳細なIT要求をヒアリングする際には、必ず仮説の質問項目を用意しているとのこと。ただし、これは個人のナレッジであって組織的に共有するところまでには至っていないとのこと。勿体ないですね。

       GUTSY-4はビジネスアナリシスのプラクティス(形式知化された実践ノウハウ)なので、各人が未経験の業務領域であっても、業務課題・ビジネスプロセス・ビジネスルール・ITアプリケーションの領域であっても、仮説を設定できるようになっています。IT企業がGUTSY-4のこうしたプラクティスの上に、社員が経験したナレッジを上乗せすれば、すばらしく生産性が上がり、効果的なコンサルティングができることを確信しました。

 

 

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