全ての人工物は階層構造を持つ

  ノーベル賞を受賞したH.A.サイモンは、すべての人工物は階層構造(注1)を持つ、すなわち階層性があるとのべています。
(注1)階層構造( hierarchy、ヒエラルキー)とは、ある事象や認識対象の構造が、高層建築物のように、各階を、下層から上層へと順に積み重ねて全体を構成している場合の構造である[Wikipedia]。

  従って、人工物である全体システムは、複数の部分としてのサブシステムに分解され、さらにそれらのサブシステムも分解可能だということです。書籍、音楽、組織、ビジネスプロセス、プロジェクトのWBSなどは、階層構造を持っています。この階層性によって、全体システムは、その目的に応じてシンプルに記述でき、分析しやすくなるのです。  

  ・外部環境との作用だけを記述(インプットとアウトプット)
  ・内部環境は機能だけを記述すればよい
  ・内部メカニズムの詳細記述は不要

  同様に、書籍、住所、企業組織など、人工物は全て階層構造になっています。階層構造を意識することで、複雑な対象をシンプル化して理解しやすく出来るのです。

 

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