本ブログでは、ビジネスアナリシス方法論GUTSY-4の中核をなすフレームワーク思考について解説します。

1. 思考は論理思考でなければならない

  論理思考(ロジカルシンキング)とは、理由と結果についての因果関係を強く論理的に思考する方法のことです。この反対が、直観的判断、自分の限られた経験だけに依存した判断となります。簡単な問題でしたら、どの思考方法でも結果は同じでしょう。しかし、自分が遭遇したことのない複雑な問題は、論理思考でなければ不可能です。

2.思考の効率性や品質を確保するには

  これは、フレームワークを利用して思考することに尽きます。フレームワークとは、先人のナレッジが入ったMECEな論理思考ツールで、たとえば、SWOTや8W2Hなどで、MECE(ミッシー)すなわち、だぶらず、もれずというものです。

■フレームワークが提供する切り口でだぶらずに、効率的な思考ができまます。もし、フレームワークを使わないと、どうどう巡りの思考に陥ったりします。

フレームワークが提供するもれのない切り口で、高品質の思考ができまます。もし、フレームワークを使わないと、ある観点からの検討がもれたりしてしまいます。

3.フレームワーク思考とは

  フレームワーク思考とは、対象としている問題の理解を助けるフレームワークを活用して問題をもれなく把握し、解決にあたろうとする考え方のことを指す[コトバンク]。まさに、この定義どうりです。

  反対にフレームワークを利用せずに思考することは、先人が生み出したナレッジを利用せず、人が石器時代の頭脳のまま物事を考えることに等しく、人類の進歩を何も反映していません。一方、人の肉体労働は、テコ、蒸気動力、電気動力などの利用で進歩してきました。女性が大型ダンプを運転できるのは、パワーステアリングのおかげです。

4.ビジネスアナリシス方法論GUTSY-4では

  したがって、フレームワーク思考しなければならないのは当然。GUTSY-4では、様々なフレームワークを駆使しています。問題の核心に迫るのに、鉄道でいえば、各駅停車の列車ではなく、新幹線を利用します。

  フレームワークを一つ利用すると、1σ(68.26%)の品質となります。これでは、まだ高品質とは言えません。このため、GUTSY-4では、二つのフレームワークを組み合わせた技法を多く開発してあります。これならば、2σ(95.46%)という高品質の思考が、個人の属人的能力でなく、エンジニアリング化された手法で可能となるのです。

  たとえば、大抵の人が苦手な「上位概念から下位への構造化」では

■戦略課題分解シート   事業戦略から戦略課題へと、BSC、およびQCTSという2つの視点で構造化
■プロセス改革の構造化シート  プロセス改革要求をより下位へと、参照モデルによる下位プロセスの特定、プロセス構成要素という2つの視点で構造化
■IT要求の引き出しシート   ビジネスプロセスからIT要求へと、プロセス構成要素、およびCobiT情報要請規準、という2つの視点で構造化

  フレームワークは、学ぶものではなく、使うべきツールです。一つのフレームワークを学ぶために、ビジネス書を一冊、読むのは時間の無駄で、それでは人生が終わってしまいます。GUTSY-4の技法で使えるようになってから、興味が湧けば原典を読めばいいのです。

  コンサル経験のない若年SEでも、多くのフレームワークを利用すれば、自分の経験だけに頼るベテランコンサルタントを超えられます。

 

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