GUTSY-4は、ビジネスアナリシスやビジネスコンサルティングをエンジニアリング化された方法論に高めたものです。事例Cの評価などからすると、GUTSY-4はビジネスアナリストをOJTで育成する期間を3-5年間も短縮できます

  そこで、以下の6つのWBSにおいて、属人的コンサルティングに対して、SEがGUTSY-4を利用した事例との比較をしてみます。

1.現状調査の例  

業務課題の抽出  M900-581A GUTSY-4による引き出し例①.pdf

  従来はコンサルタントがその属人的経験を基にして、相手から現状の業務課題をヒアリングして抽出します。コンサルタントが質問する場合は、その経験が仮説となります。ヒアリングだと、相手が課題だと認識していないものは出てきませんし、最近、起こった問題が過大評価されてしまったりします。そして、大小の課題が入り混じってしまい、かつ部門間にまたがるような大きな業務課題は出てきにくい。

  GUTSY-4による方法は、グローバルなプロセス参照モデルのハイレベルのビジネスプロセスから作成した業務機能別の質問項目リストを利用します。SEレベルでもこれによって質問することで、重要な業務課題をモレなく、短時間で抽出できます。業務機能ごとの20-30個の質問はほぼ2時間以内に完了します。事例Bは、入社4年生のSEによるものです。

現状プロセスの調査・記述  M900-581B GUTSY-4による引き出し例②.pdf

  従来はコンサルタントがその属人的経験を基にして、相手から現状の業務プロセスをヒアリングして、調査・記述します。対象業務への深い知識・経験が前提となりますが、これが不足すると抜け・モレが多く発生してしまいます。そして、多くの時間を要することになって、準委任契約のためコンサルティング料がかなり高額となってしまいます。

  GUTSY-4による方法は、グローバルなプロセス参照モデルを仮説として相手に質問することで、現状の業務プロセスを調査・記述します。SEレベルでも、抜け・モレがなく、短時間で済んでしまいます。のため、弊社では準委任でなく定額での契約となります。事例Bは、業務知識がない入社4年生のSEによるビジネスプロセスの「見える化」です。

2.分析の例     

事業戦略のSWOT分析  M900-582A GUTSY-4による分析例①.pdf

プロセス改革課題の抽出      M900-582B GUTSY-4による分析例②.pdf

3.設計の例     

プロセス改革要求の設計   M900-583A GUTSY-4による設計例①.pdf

ビジネスプロセスからのIT要求開発    M900-583B GUTSY-4による設計例②.pdf

  従来はコンサルタントが相手からIT要求をヒアリングする、もしくはその属人的経験による質問によってIT要求を引き出します。海外のビジネスアナリストや要求アナリストは、後者の方法です。従って、IT要求の品質は、コンサルタント個人の属人的能力に完全に依存してしまいます。

  GUTSY-4による方法は、先ず1②のようにビジネスプロセスを記述することにより、これからCobiT情報要請規準と組み合わせた60個の質問によって、相手からIT要求を引き出します。したがって、ヒアリングした場合のように、業務上の価値が低い金メッキ要求や使われていない現状機能は出てきません。そして、短時間でモレなくIT要求を引き出せます。なぜならば、ビジネスプロセスは間接的な業務観察法だからです⇒ブログ

  オンサイト研修では入社3年生程度が未知の業務であっても「ある程度、IT要求を引き出せる」という感想を得ています。そして、IT要求はビジネスプロセスを支援するためなので、該当するビジネスプロセスとは無縁な魔法のような引き出し方法が存在する筈はありません。

以上