1.0.1 ビジネスアナリシス方法論GUTSY-4®とは 

  米国では、現在の日本と同じように、1980年代にはIT投資効果が上がらないという「生産性パラドックス」の状況でした。それを脱出するために、1990年代に要求工学、そしてビジネスアナリシスが重視されるようになりました。そして、今では、総IT投資額の半分以上をビジネスアナリシスに投じているのです(カルフォルニア州立工科大学、一色浩一郎教授談)。

  一方、日本企業のIT投資の効果は米国の半分以下しかありません。そのため、大勢のビジネスアナリストが必要になっており、これを短期間で育成するためには、ビジネスアナリシス自体を個人の属人的能力に依存しないようエンジニアリング化しなければなりません。

  日本で唯一のビジネスアナリシス方法論 GUTSY-4®は、戦略をプロセス/ITに落とし込みます。BABOK®は、ビジネスアナリシスのための知識体系であり、具体的な方法論やプロセスではなく、これだけではビジネスアナリシスできません。  

  GUTSY-4開発者:渡辺和宣略歴 監修:カリフォルニア州立工科大学ポモナ校 一色浩一郎教授

1.0.2 ビジネスアナリシス方法論GUTSY-4®の構成

  ビジネスアナリシスを行うためには、下図のようにビジネスアナリシス(知的生産)、適用分野の業務、一般的なマネジメント、この3つの知識およびスキルが必要になります。GUTSY-4は、この3つを包含しています。

(1)ビジネスアナリシスに関するスキル  

  戦略からプロセス・ITまでを階層的に整合させるために、プロジェクトライフサイクルに沿った4つのフェーズを設定、これによって、必ず戦略はITシステムに反映できます。⇒1.1 GUTSY-4 概要

  GUTSY-4は、ビジネスアナリシスのための具体的なWBS、技法・ツール・事例などを提供しています。⇒1.2 GUTSY-4の構造と特長

  GUTSY-4で実現できるビジネスとITの主目的、およびGUTSY-4の導入費用。⇒1.3 GUTSY-4で実現できること、および導入費用

(2)業務に関するスキル

  業務に関する知識・スキルとして、マーケティング、商品開発・設計、サプライチェーン(調達、製造、受注・出荷)などの標準プロセスやルール、業務用語などを包んでいます。⇒2.0 業務参照モデルとは  

(3)一般的マネジメントスキル

  上記の(1)と(2)を組み合わせるとマネジメントスキルをカバーできます。たとえば、現状プロセスの調査・記述の際のファシリテーションがすごく容易になります。 

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1.0.3 GUTSY-4®によるビジネスアナリストの育成

  教育・訓練は、続けて並べて使用されますが、その意味は大きく異なります。

 ・教育とは、学校教育のように長期的観点から知識を教え育てること。
 ・訓練とは、職業訓練のように、一定期間内でスキル・技能一定の目標に到達させること。

  日本の伝統的な武芸は、流派ごとに異なるにしても、最初に一定の型を訓練します。そして、この型を十分に習得(免許皆伝)した最終段階では、それを破っていくという、守・破・離となります。

  GUTSY-4は、ビジネスアナリシス方法論と適用分野の業務に関するプラクティスを提供しており、短期間でのビジネスナリストの育成を可能にします。

  ⇒3.0 GUTSY-4によるビジネスアナリストの育成

1.0.4 GUTSY-4に含まれるコンテンツ

  GUTSY-4コンテンツ明細(業務参照モデルを除く)⇒00_GUTSY-4_コンテンツ明細.pdf

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