GUTSY-4の方法論に関する補足説明のコーナーです。

  GUTSY-4によるビジネスアナリアシスのビジネスへの効果は、大きくは以下の4つがあります。

1.事業戦略(ビジネスモデル)をビジネスプロセスに落とし込める
  この背景には、日本企業はそもそも戦略が曖昧、すなわちCEOの不在、戦略から戦術・プロセスへと橋渡しをするCIOの不在、そして戦術に基づいてプロセス改革を指揮するシニアマネジャーの不在があります。従って、たとえイノベーションを生み出せても、それをビジネスプロセスとして設計・運営できずに、成功させられません。
  これに対する効果としては、階層化アプローチによって、BABOKでいうビジネス要求、ステークホルダ要求、ソリューション要求を定義できることです。

2.ビジネスプロセスを階層的に「見える化」でき、プロセス志向に変革できる
  この背景には、日本的経営の特質としての「非明示的な管理方式」があります。たとえば、ビジネスプロセスを手順と勘違いしたり、⇒関連ブログ記事:プロセス志向(とは)でなく人に依存したり、権限・責任が曖昧だったりです。

  人種・文化・宗教が異なる構成員からなるグローバル企業には非明示的な管理は成立しませんので、もはや限界にきていることは明白です。
  これに対する効果としては、階層レベル別の目的に沿ったビジネスプロセスの見える化ができることです。たとえば、M&A、業務改革、プロセス改革、プロセス改善、IT化など。そして、ビジネスモデル、ビジネスプロセス、ルール、組織などをメタモデルに沿って定義(見える化)できることです。

3.意思決定プロセスのノウハウ(暗黙知)をビジネルールとして形式知化できる
  この背景には、大量処理のサプライチェーンは海外に移転して行き、日本には商品企画・開発やマーケティング・販売、サプライチェーンの計画などの意思決定プロセスが残ります。これらのプロセスは効率的にではなく、効果的が狙いとなります。
  これに対する効果として、ノウハウ(暗黙知)を形式知化してプラクティスとしてルールを定義、さらにIT化することでこれを定着させることができます。⇒関連ブログ記事:プロセスの標準化への誤解

4.プロセス、組織・人、ITシステムの三位一体の改革ができる
  この背景には、ビジネスプロセスを中心として、組織・人やITシステムの全てが対象となります。これに対する効果として、ビジネスプロセスから、組織・人やITシステムへの要求が明確になることです。

 

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