GUTSY-4の方法論に関する補足説明のコーナーです。

■迅速で正確な現状調査のためには「仮説」が必要となる

セブンイレブンのPOSシステムは、当時の鈴木敏文社長が「仮説検証」の道具だと説明していました。仮説がなく、膨大なPOSデータを収集しても、その山に埋もれるだけだからです。同様に、対象が何であれ、現状調査するにも、やはり「仮説」が必要となります。そうでなければ、コンサルティング会社が大量の人員を動員してきて、すごい費用になってしまいます。

■GUTSY-4と業務参照モデルが仮説になる

サプライチェーン業務(調達、製造、受注・出荷、計画)に関するITシステムは、以下のように仮説を設定して調査できます。ビジネスアナリシスのために開発した業務参照モデルを、いわばリバースエンジニアリングに使うのです。結果として、開発した意図とは違う使い方ですが。

①システム/サブシステムの対象業務について、業務機能体系表(レベル3)から仮説する 

②標準ITシステム機能リファレンス(レベル4)から、ITシステム機能概要(レベル4)を仮説する

③現状ITシステムフローなどから、ITシステム機能概要(レベル4)を調査する

④現行の画面・帳票から、ITシステム機能詳細(レベル5、レベル6)を調査する 

⑤プロセス参照モデル(レベル4)に立ち戻って、業務ルールを仮説して調査する

業務ルールはかなりの部分がシステムロジックとして組み込まれているので、画面・帳票のように「目に見える」訳ではないからです。以上によって、少ない工数で正確に、現状ITシステムを調査できます。

 

 

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