GUTSY-4の方法論に関する補足説明のコーナーです。

  ビジネスアナリシス方法論GUTSY-4の4つのフェーズが、各々、IT投資のプロジェクトライフサイクルに沿っていることは、既に説明しました。⇒GUTSY-4の4つのフェーズ全体概要

  プロジェクトライフサイクルは、リスクを減少させて、投資対効果を高める方法です。

  ここでは、フェーズⅠ 構想フェーズの概要を説明します。

  フェーズⅠの主なインプットは、事業目標、事業戦略(この策定は別フェーズ)、そして工場や本社系部門からの業務課題。

  アウトプットは、業務改革モデル(レベル2)、業務改革構想書、次フェーズのプロジェクト計画書です。

  前半の2つはBABOKでいうビジネス要求とビジネスケースに該当。

  ここは、構想フェーズ(フィージビリティスタディ)なので、プロセス階層レベル2までに留め超概算見積精度で効果と費用を見積もって、IT投資プロジェクトの成功率を高めます。レベル3以下に詳細にするのは次フェーズで行うことになります。

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フェーズⅠの主要WBS

1.事業概要や事業構造の把握:ビジネスアナリシスの準備となる調査を行う。 (これが共通フェーズ0となる)

2.事業目標の確認と構造化:事業目標をレベル1~2までに構造化する。

3.事業戦略の確認と構造化:事事業戦略が存在することを前提とした戦略分析を行う。すなわち、業戦略を確認して、レベル0(複合戦略)からレベル1(経営機能別戦略としての戦略課題)へ、そしてレベル2(戦術としての業務要求)に構造化する。

4.機能部門から業務課題の抽出:工場や本社系の各部門から、レベル2に位置する業務課題を抽出する。

5.部門をまたがる業務課題の抽出:SCM課題のような特定部門からは業務課題として出てきにくい業務課題を抽出する。

6.業務機能別に課題の集約:業務要求と業務課題をそれぞれ位置する業務機能別に集約する。個々がビジネス要求であり、それらを反映したものが業務改革モデルとなる。

7.業務改革施策の立案:業務要求と業務課題の実現方法を検討して、業務改革モデルを定義する。構想段階なのでラフに定義するが、企画段階のフェーズⅡではもう少し厳密に定義する。

8.業務改革ロードマップの作成:業務改革モデルの実現へのラフな道程をラフに作成。

9.業務改革の費用と効果の算出:業務改革の費用と効果をPMBOKでいう超概算見積精度で算出する。これによって構想案を実施すべきかどうかを評価する。

10.業務改革構想書の取りまとめ、IT戦略の立案:フェーズⅠのアウトプットを取りまとめ、承認を依頼する。

 

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