GUTSY-4の方法論に関する補足説明のコーナーです。

  本ブログは、「ビジネスアナリシス方法論GUTSY-4の概要⇒2.4つのモデルを整合させる」における「プロセス階層レベル」への補足説明です。

1.層性とは何か

  ノーベル賞を受賞したH.A.サイモンは、建築物や組織、ビジネスプロセスなど、全ての人工物は階層構造を持ち、階層性があるとのべています。

  階層性によって、全体システムは、シンプルに記述でき、分析しやすくなります。そして、サブシステム間の連携を意識しておけば、サブシステムごとに分割することで、全体システムを短期間で改善・設計できるという訳です。詳細⇒階層構造、階層性とは何か(補足)

2.プロセス階層レベル

  ビジネスプロセスの階層構造を定義するものが、レベル0(企業全体)、レベル1(経営機能)、レベル2(業務機能)、レベル3(プロセス)、レベル4(アクティビティ)、レベル5(タスク)、レベル6(アクション)へと段々、詳細になっていくプロセス階層レベルの概念です。このレベル0~6という考え方は、米国でも共通したものです⇒米国におけるプロセス階層レベル

  割とフラットな社会で生きてきた日本人にとっては、階層性、プロセス階層レベルは苦手な概念です。どうすればいいかというと、グローバルで階層的なプロセス参照モデル、たとえばSCORからプロセス階層レベルを学べばよいのです。SCORはレベル1から3までしかありませんが、私が開発したプロセス参照モデルは、レベル4に位置します。

  ISO CIMモデル(ISO TC184/SC5)では、企業全体から人間の動作までを7段階の階層レベルで定義しています。⇒C40-04-03 企業全体から工場・工程・人の動作までの階層レベル

  BPMでは、メインプロセスとかサブプロセスと言っているのを見受けますが、企業の全体システムにおけるプロセス間の相互接続性を考慮すれば疑問が残ります。

3.構造化

  プロセス階層レベルの上位のものを下位にもれなく分解し、かつ詳細化することを「構造化」といいます。構造化によって、全体システムの方針をサブシステムにMECEに伝達できるのです。ITCプロセスガイドラインでは「展開」と言っていますが、正確には構造化です。⇒構造化とは何か、戦略をプロセスに構造化する方法は?

 

 

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