2.0.1 業務参照モデルとは

       ビジネスアナリシスを実施するのには、対象とする業務領域の知識やスキルが不可欠となります。方法論だけではビジネスアナリシスはできません。   

  コンサルタントや上流SEは、相手企業が独自に抱える問題・課題を解決するのが仕事なので、この企業独自の業務特性に踏み込まなければなりません。業務参照モデルとは、この業務プロセスを調査、分析、設計する際に、全くの白紙からではなく、仮説として利用できるコンテンツ、すなわち業務に関する標準的なプロセスや業務ルールです。

  業務参照モデルの対象業務は、マーケティング、人的販売、商品企画・開発、設計・試作・設計修正、サプライチェーン計画・調達・製造・出荷、顧客サービスなど。そして、作業系だけでなく意思決定系プロセスも、IT系だけでなく人間系プロセスも包含します。これらは、実際の経験だけで全てを網羅することはむずかしい。

  適用分野の経験がなくとも、業務参照モデルを利用して業務知識を得ることで、ビジネスアナリシスができます。そして、ビジネスアナリストには、「深くて狭い」よりも「浅くて広い」業務知識が求められるのです。 

2.0.2 業務参照モデルの構成

  業務参照モデルが含むのは、バリューチェーン全般業務に関する業務機能リスト、プロセスフロー、個々のプロセス詳細機能、業務ルール、業務用語集など。これによって、目的に適応するプロセス階層レベルを設定して、対象業務に関するプロセスフロー、プロセス詳細機能、インプット・アウトプット、業務ルールという間接的な業務観察になるような要素成果物を作成できます。⇒2.1 業務参照モデルの概要

  業務参照モデルを利用して、事前に業務知識を学習し実際にプロセスモデリングを行う方法、その事例や業務研修事例⇒2.2 業務参照モデルの利用方法

  業務参照モデルやプロセス参照モデルに関する関連団体の紹介⇒2.3 プロセス参照モデルの関連団体、紹介・入門コース

2.0.3  業務参照モデルに含まれるコンテンツ

  業務参照モデルのコンテンツ明細 ⇒00_業務参照モデル_コンテンツ明細.pdf

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