標準プロセスがないと出来ない事は沢山あります。

1.雇用形態の見直しができない

  経団連第5代会長中西宏明氏が、「メンバーシップ型の雇用を見直すべき」と提言した。新卒一括採用型では専門職が育ちにくいので、「国際競争力をあげるため」でしょう。さりとて、職務記述書がないので、どうやって「ジョブ型の雇用」に近づけるのか? 私の友人が1990年代に日本企業の米国支社に駐在していた。MRPシステムがないが、雇用された米国人は手作業でのMRP計算をしようとしなかったという。職務記述書がないので、命令違反でクビにもできなかったという。

2.成果主義が導入できない

   階層的な自社の業務参照モデルがないので、職務記述書も作成できないし、経営・事業トップの方針を末端まで展開できない。結局は、経営成績から末端へと成果配分をするという「結果主義」になってしまう。1990年代に成果主義の書籍を書いた人物が、所属していた会社を辞めたのは当然だろう。

3.21世紀の知識の時代に対応できない

  知識の時代での「アナリティクス、データサイエンス、(産業用)AI」等によるうまいやり方プラクティスは、標準化されたプロセスがあってこそ、組織で共通利用できる訳である。私が、売上4,000億円のデータサイエンス室をコンサルした内容は、統計解析に値する正確なデータが受け渡しされべき「プロセスの標準化」である。(私自身は1980年代後半に当時のコンピュータでの統計解析の経験があるが)

4.標準プロセスがないと、出来ない事はもう沢山!!

 ・IT投資効果  日本企業のIT投資効果は、米国の1/2しかない。標準化されていないプロセスを整地するのは、経営者だけの責務か?情報システム部門は言い訳だけ?最後にITベンダー自身は!

 ・グローバル事業展開  人種も文化も異なる海外の人達に以心伝心できれば、それを奇跡という!

 ・業務監査  標準プロセスがなければ、どうやって監査やるの? 「気合いだ」「気合いだ」かも?           

 ・ISO等の認証  認証取得時のプロセス図は架空か? すでに品質事件の多発でバレているが、強制適用されるISO9001-2015で表ざたになるのはもうすぐ!敵は最も効果的なタイミングを狙っている! 

 ・連結経営  連結グループでは、標準プロセスがあれば、うまいヤリ方のプラクティスを連結共有できる。ない場合も「気合い」なのか!

 ・知識の時代へ対応不可  

  『アナリティクス、データサイエンス、(民生用・産業用)AI』はプロセス標準化が大前提。これができずに日本の生産性は更に低下。日本が世界の50-70位になるのは、もはや時間の問題。

 

  もう書くのがイヤになったので、これ以上はヤメる。我々の子孫が、路頭に迷う事になるのは必至! 政治家・経営者のセイにして、管理者や社員はそれで済むのか。親が「私は堪えがたきを耐え、お前達を育てた」と言えば、子供達からは「その結果がこの日本社会、親ずらするな」と言われるだろう!