渡辺和宣 略歴

  1948年生まれ。30数年間、一貫してシステム開発に従事。現在、73歳。
  社会人最初の仕事はFA制御、次はオフコン、次は汎用機でのオンラインシステム開発。そして、SI企業にてERPコンサルティング部門を立ち上げ(ERP著書3冊)、経営企画部門に異動、自社へのCRM/ERP導入の完了後、2001年4月独立。

  当初はユーザ企業側のPMOとしてERP選定や導入を支援。しかし、ビジネス側の改革の必要性から

  2005年より、サプライチェーンマネジメント(SCM)やビジネスプロセスマネジメント(BPM)にシフトし、事業戦略からビジネスプロセスを通してITに落し込むためのビジネスアナリシス方法論GUTSY-4とプロセス参照モデルを約10年間をかけて開発。

    その開発の動機は、2006年1月、中国で自動アプリケーション生成ツールを見せられ、ビジネスアナリシス方法論の開発を決意。何故ならば、1970-80年に2回、ソフトウェア自動生成ツールを開発した(200行のコーディングで、その10倍のソースコードを自動生成)ので、アプリ開発作業は無くなると予測。        

  開発目標:SEをビジネスアナリストに短期育成

       ①ビジネスアナリシスを属人的経験でなくエンジニアリング <SEが得意>

       ②課題や解決策は、ファシリテーションで相手から引き出す <SEが不得手>

 

       GUTSY-4を適用して、製造業を中心に、SCM改革構想、IT戦略の策定、SCM診断、ハイレベル業務分析、プロセス「見える化」、プロセス標準化、IT要求開発、IT要求レビューなどをコンサルティング。ユーザ系情報子会社や先見的なSI企業に対して、ビジネスアナリスト育成を支援。  

20151101.jpg著書:SAP革命、SAP R/3ハンドブック他、共著が10冊以上。現在は著作を全く辞めています。理由は、本を書いても、それだけでは世の中が変わらないから。 

㈱プロセスデザインエンジニアリング代表   

サプライチェーンカウンシル日本支部元チェアマン 

バリューチェーンプロセス協議会(VCPC) 元理事長、現監事 

ICT経営パートナーズ協会理事、元IIBA日本支部理事

ITコーディネータ、元中小企業診断士、元公認システム監査人、元PMP、元販売士一級(全て資格未更新のため資格喪失)

 

GUTSY-4開発へのきっかけ

  2006年始め、中国清華大学系企業から受託した中国製ERPパッケージ評価の最終報告に北京を訪ねました。3日間の報告会には、中国共産党の幹部も出席して、大変な熱意を感じました(毎夜の宴会の超高アルコール度数の乾杯がしんどかった、それでも48度に押さえてくれたが)。そこで、そのパッケージ自体が自動生成で開発されていることを知りました。

  中国の国策で開発した膨大なミドルウェアを前提としたSoR用の自動生成ツールであり、当時の自動生成率は75%でしたが、これは直ぐに90%以上にはなるだろうと直観。これが日本に押し寄せてきた時に、日本の100万人弱のIT技術者はどう生きていけばいいのか。

  もちろん、システム開発の超上流やビジネスアナリシスに行くしかありません。したがって、SEが使いこなせるエンジニアリング化されたビジネスアナリシス方法論を開発しようと決意したのが発端。経済産業省やIPAが取り組むべき重大テーマなのに、なぜ、一介のベンチャー企業の私が? とは考えずに、殆どの私財をつぎ込んで。団塊世代の同級生は皆が旅行だとかリタイアを楽しんでいるのに。

  それから約10年、日経コンピュータ誌でもSoR自動生成ツールが大々的に取り上げられるようになりましたが、日本の変化は遅々たるもの。ガラパゴス日本特有の多重下請け構造がネックでしょう。グローバル競争時代にこんな変則的な状況が続く訳はありません。もし続けば、その時は日本沈没。その中間指標では、一人当りの付加価値生産性が先進国中で最低のことが証明済み。

掲げたGUTSY-4の開発目標(ほぼ達成できました)

・海外企業とは異なり日本企業には標準プロセスがない⇒広範な経営機能をカバーする業務参照モデル

 2019年に、研究戦略や研究業務を開発。これでバリューチェーンの殆どの業務をカバーできた。(含む、支援・促進用のEnableプロセス)

・ビジネスアナリシス方法論 ⇒未経験のSEでも実施できる方法論

 ●●●●すべきという一方的なコンサルティングではなく、ユーザから引き出して、ファシリテーションする。

さらに、現在、追加開発中  

・標準プロセスに搭載できるうまいやり方(プラクティス)の開発

 ⇒プラクティス集の開発、約2,000個抽出は完了。最終目標は3,000個 

  

  データサイエンスやAI等の成果は、標準プロセスが無ければ、プラクティスとして共有できません! 住友理工殿の研究開発本部データサイエンス室が先ず行ったのは、GUTSY-4による研究開発の標準プロセスの制定。データサイエンスは、その次です。

以上