定型的業務、あるいは非定型業務を問わず、日本では海外製のアジャイル開発ツールを利用しても開発が長期化しています。

  その理由は明白、「海外企業では企業統制のための階層レベル4での標準プロセスが社員全体に浸透している」からです。それは、標準プロセスを破ると「クビになる」と皆が意識するほどです。

  一方、日本企業では企業の標準プロセスもなく、見える化もされずに、暗黙知で仕事をしています。そういうバラバラの状態で、アジャイル開発ツールに取り組めば、「あんな例外がある、こんな例外もあると」、統制されない例外処理の山でどんどん開発量が増大して、全然、アジャイルとは言えない開発期間を要してしまいます。

  アジャイル開発を支援するIT企業は、アジャイルプロジェクトの長期化でさらに売上が増加しますので、絶対に文句は言いません。

  海外製ツールを導入する際は、暗黙とされている前提条件に注意しましょう! 

  前提条件が満たされなければ、全くアジャイルではなくなります。日本で、事例Aの第2期では、コンサルとユーザとでレベル4までプロセス・ルールを設計した後、ユーザだけでレベル5プロセスとITシステムをBPMSによってアジャイル開発しています。3カ月間で「返品、修理などの顧客サービス、クレーム対応」をアジャイル開発できたのは、欧米企業と同じ前提条件を満たしたからです。

  参考ブログ⇒標準プロセスがない弊害