業務プロセスが「見える化」されていないと、大きなボトルネックの特定を誤って、日進月歩のIoT等の最新ICTソリューションを適切でないプロセスに導入することになってしまいます。日本人が好む技術先行では絶対にダメです。

  本ブログでは、業務プロセス(=手順ではなく業務機能のこと)の「見える化」レベルの判定基準について説明します。皆様、是非、御社のレベルを自己評価してみて下さい。

  これは、ビジネスプロセスの成熟度[ISACA]、ERMチェックリスト[APICS」など、多くの成熟度モデルを参考に作成しました。

1.業務プロセスの「見える化」レベル

レベル0 全くドキュメントがない状態。その人が居ないと何もできないレベル。

レベル1 一部を個人ベースでプロセス図だけ作成された状態。無いよりもマシ位のレベル。

レベル2 一部部署で<プロセス図+プロセス機能概要+業務ルール>が作成された状態。これではERP導入は困難。

レベル3 全社全てで<プロセス図+プロセス機能詳細+業務ルール+インプット・アウトプット>が作成された状態。ERP導入は可能だが、戦略・戦術と業務プロセスとの同期は不完全。

レベル4 上記に加えKPIも見える化され、実行結果がすぐ戦術へとフィードバックできている状態。

レベル5 プロセスに必要な人のスキルも見える化された状態。

2.「見える化」レベルごとに残る課題

  海外のグローバル企業はほぼレベル4の状態。そして、雇用の流動性が進んでいるので、レベル5の「人のスキル」は既に見える化されています。そして、重要な人材は現在の職位に満足しているか、不満の場合は何カ月留まっているかのリスク管理もされているそうです。

  各職場と担当する業務プロセスによって、必要とされるスキルは変わってきますのが、人事部で一括採用などはあり得ません。

C40-01-13.jpg

あなたの会社の「見える化」レベルはどうか、自己評価して見ませんか

・ERP導入が可能なレベル3を満たしていますか? レベル3ならば多国籍企業です。

・グローバル企業の必須条件であるレベル4に達していますか? レベル4ならばグローバル企業です。

・レベル2以下ならば、将来の存続は保証がありません。無理やりERP導入しても大分トラブったでしょう。