私が理事長を務めていますNPO VCPC(バリューチェーンプロセス協議会)では、9月22日(金)午後に、首記のテーマでメンバーズミーティングを開催いたします。

サブタイトル ~バリューチェーン上の意思決定プロセスへの攻めのICT

  米国では3年前から、攻めのICT投資が従来の守りのICT投資を上回ってきています。前者の対象分野は、後者のサプライチェーンの実行系プロセスとは異なり、マーケティング・人的販売、商品企画・設計・開発、顧客サービスという大半が意思決定系プロセスとなります。

  本年1月には、IBMワトソン事業部の林克郎氏からAI動向と適用事例をお話し頂きました。9月は、IoTと連携した各種設備の運用制御や改善保全のために、どのように人間の認知を含んだ意思決定プロセスを設計・構築するか、その考え方と最新事例をご紹介します。

詳細⇒開催案内・申込ページ

  

  林氏も言いましたが、企業全体のプロセスを見える化した上で、重大なボトルネックとなっている意思決定プロセスを特定するのが先決です。次に、このボトルネックのタイプに応じて、①ベテラン暗黙知の形式知化、②未知の知の発見のためのアナリティクス、③IoTからOODAによる未来予測、④AIや産業用AI、こうした適切なICTソリューションを選定できるのです。ビジネスアナリシス方法論GUTSY-4には、このためのWBS・アクティビティを備えています。

  30年前に、筆者が統計解析手法を利用して「貸倒れ予測」を開発した際には、データ収集だけで1年間以上を要しました。最終的に実用化に至らなかったのは、今考えると「利用する人が予測をどう認知するか」まで考慮していなかったからです。当時の私は、技術やIT中心に考えていて実に浅はかでした!(現在のビジネスアナリシスを知っていれば)

  繰返しますが、企業全体の「見える化」によってボトルネックを特定した上で、その解消を可能とするICTソリューションがあるかどうかを継続的に監視するのです。最初にICTソリューションありきで、どのように適用できるかを検討するのではありません。ただし、お金が有り余っている企業が話題作りのために行うのはこの限りではありません。  

  また、IoTは詳細なデータや制御を可能としますが、それを収集・分析して制御のためのフィードバックを行う新たなビジネスプロセスが不可欠となります。収集・分析はEnableプロセスの3番目のデータ管理、制御は2番目のパフォーマンス管理・改善となります。日本企業は特に、Enableプロセスが無いか、または確立していないので心配です。プラント運用からの膨大なデータが死蔵された経緯がありますので。

詳細⇒開催案内ページ