先ず、GUTSY-4標準プロセスの強化が一段落。近年、マーケティング、販売、顧客サービスという経営機能領域での、多くのプロセス機能やうまいやり方プラクティスの記述を追加・変更した。本当にDXという魔法があるのなら、私はこんな面倒な事はしないで済む筈だが。

  プラクティス候補計の約2,000個は、未だ成熟度レベルが3未満の、日本企業が高度成長時代に得意にした「個別最適」的なもの。しかし、それすら日本企業は個人に埋もれさせてきた。そして、退職と共に消え去って!  

  5月連休明けからの私のテーマは、成熟度レベル3が3以上の「全体最適」的なプラクティス。製造・調達・出荷等のサプライチェーンでは、米国SCCから成熟度レベル3のスタンダードプラクティス、レベル4のベストプラクティス、レベル4+、orレベル5のエマージェンシープラクティスが発表されている。まさに、21世紀が「知識の時代」だと思わせる。

1.  スタンダードプラクティスの具体化

  私の取組みは、先ずは上記のスタンダードプラクティス、約100個の詳細化・具体化。米国SCCのがGUTSY-4の業務参照モデルのレベル4プロセスのどれ(複数)に対応するかだが、数個を手掛けた段階でも、大元SCCのプロセス対応記述のいい加減さを多く発見。でもプラクティスのリストアップ自体が重要であり、その詳細記述は修正すれば済む程度の話。

  このスタンダードプラクティスのタイトル名だけを在米30年の友人に送信したところ、多くの米国企業は既にできているように思えるとの返信で、まさに21世紀は「知識の時代」。これが日米の時間当たりの生産性6割ほどの格差の原因であろう。具体化が一段落したら、もう一度、米国の友人に見てもらおう!

  勿論、私は「DX、DX、DX」とオマジナイは唱えないが。

2.スタンダードプラクティスの次が勝負

  最初のスタンダードプラクティスが終わると、より高度なベストプラクティスやエマージェンシープラクティスの約80個が残っている。これは、かなり厄介で半年か1年かかるかも知れない。それぞれが書籍1冊以上に相当する可能性が大。書籍1冊だけをあてにできなければ数冊か?

  そして、SoRサプライチェーン以外のSoEプラクティスをどうするか、日本国の無形資産としての両方を含めたプラクティスをどう再発掘し、再定義するかが、極めて大きな課題。むろん、官僚やお抱えコンサル会社からはこの意見は出てこない。1次的な責任は政治家にあるとしても、官僚もその責任があるから。

  こうした貴重な資産を忘れて、DX、DX、DXとおマジナイを唱えれば済むテーマではない。私一人の努力では難しいだろうな!